大宮国際カントリークラブ(埼玉県)川越グリーンクロス(埼玉県)等に状況変化
- 2023.06.06 お知らせ
荒川第二・第三調整池の整備関係で、工事延期の案内
大宮国際カントリークラブは45Hのまま2年延長、その後はH数に影響
川越グリーンクロス年内で会員制廃止もパブリック制で延長か
ノーザンカントリクラブ錦ケ原ゴルフ場は10月から18H、大宮CCも影響
国土交通省が治水対策のため埼玉県さいたま市から川越市、上尾市にかけて進めている荒川第二・第三調整池の整備に関係して5月中旬に国土交通省の事業担当者から口頭で連絡があり、工事着手が約2年延期される見込みで、ゴルフコースとしての利用期間が変更となることがわかった。
大宮国際カントリークラブでは、これにより、①令和6年4月から予定していた事業工事及び大宮国際カントリークラブ占有部分の着工を令和8年4月に延期する、②上記に伴い、令和8年3月末まで、当初(令和2年6月11日)通告していた内容を白紙撤回し、現行通り官地の占有を許可する、③改めて大宮国際CCに対して、令和8年3月末をもって、荒川左岸の官地の占有許可を解除するーと、「国から借りている部分の占有許可が2年延長される」という。ただし、令和6年4月からの工事開始に備えて、9ホール縮小し36ホールでの営業を想定していたが、工事着手は延びたものの営業ホール数は縮小される可能性もあり、「(それまでに)より良い利用方法を検討したい」と支配人は話している。
大宮国際カントリークラブでは会員権の名義書換も受け付けていることから、入会者には以前からホール数変動などの影響が出る可能性があるとして入会者から承諾書を取り付けている。
隣にある川越グリーンクロスでもPGM広報チームによると、口頭で工事延期の案内を受けたとしており、会員にはすでに令和5年12月31日をもって会員組織を解散し、年会費の請求も5年分までと案内していることから会員制での営業は今年一杯となるが、国交省の工事延期によりゴルフ場の営業が続けられることから、決まればパブリックで運営することも検討中という。ただ当初は工事区間を除くと6ホール分くらい残る想定をしていたが、工事に再開するときには全面的にコースが利用できなくなる見込みとして、正式決定を待ちたいとしている。会員の預託金は案内通り、退会となってから手続きするとしている。
その他、すでに43ホールから25ホールでの縮小営業を余儀なくされているアコーディア・ゴルフ運営のノーザンカントリークラブ錦ケ原ゴルフ場では、向こう岸のさくら草コースが今年9月末をもって営業できなくなり、10月から18ホール営業に移行することとなった。
大宮カントリークラブでは、来年の令和6年1月8日をもって、くれないコース(9H)の営業を終了する旨、案内済みでこの予定に変更はないという。
荒川の下流域を洪水から守るために治水工事を行うものだが、初心者や高齢者にも親しまれている河川敷ゴルフ場が縮小ないし全面閉鎖となるのは、ゴルフ関係者としてはやはり寂しいところだ。
■大宮国際カントリークラブ・つばさHPへ⇒https://www.tsubasagolf.jp/course/course6255364b95135/
■川越グリーンクロス・つばさHPへ⇒https://www.tsubasagolf.jp/course/course6255364c50b5e/
■ノーザンカントリークラブ錦ケ原ゴルフ場・つばさHPへ⇒https://www.tsubasagolf.jp/course/course6255364e989e2/
■大宮カントリークラブ・つばさHPへ⇒https://www.tsubasagolf.jp/course/course6255364b81beb/