能代カントリークラブ(秋田県)秋北観光開発㈱が事業停止

  • 2023.12.21 お知らせニュース

 負債総額は、約7.5億円、民事再生や事業継承模索か

 コロナ禍や今年7月の集中豪雨、猛暑も影響した模様

1965年4月にオープンし、県内3番目の歴史を有する能代カントリークラブを経営する秋北観光開発㈱が令和5年12月18日に事業停止したことが明らかになった。

 地元の秋田魁新聞が事業停止を同開発が発表したと報じたもの。報道によると代理人弁護士からの発表として負債総額は約7億5千万円。民事再生法の適用を受けた営業再開について関係者と協議しているという。事業停止に至った理由としては、ゴルフ人口の減少や新型コロナウイルス禍で利用が低迷。令和5年7月の大雨被害や猛暑が追い打ちをかけ、資金繰りが悪化していたと報じた。

 また、別の地元新聞では、複数の事業者と事業継承を模索している模様とも報じた。

 秋田県では、7月中旬の集中豪雨で県内ゴルフ場の入場者数が7月だけで19.01%減少し、1月~9月も10.92%減少した。能代CCがある八峰町では7月15日の大雨で町内全域で断水となるなど大きな影響を受けた。しかもその後は猛暑となり、集客面でも影響を受けたようだ。

 ゴルフ場ホームページによると、令和5年12月17日まで営業していたと告知し、予約と問い合わせの再開は令和6年2月1日からの予定と案内している。

 同CCは18ホール、パー72、全長は6000ヤード強とやや短く、バンカーも少ないが、日本海に面して丈の低い松がハザードともなっているフラットなコース。コース設計は杉本英世プロ。歩いてプレーするスタイルなら割引もあるなど料金も安いと評判だったようだが、コスト増もあり、今年から料金を値上げしていたという。

                      令和5年12月22日 ゴルフ特信第7027号より

能代カントリークラブ・つばさゴルフHPへ⇒https://www.tsubasagolf.jp/course/course625536babf193/