能代カントリークラブ(秋田県)令和7年7月14日に営業再開決定
- 2025.07.03 お知らせ
地元出資の八峰しらかみ㈱で復興、プレイイベントも
松くい虫被害2千本以上の松を伐採、会員募集も開始
2023年12月からゴルフ場を閉鎖していた能代カントリークラブが地元出資の受け皿会社で営業再開の準備をすすめ、令和7年7月14日に営業再開することが決まった。プレイイベントの開催をSNSを通じて盛り上げており、いよいよ地元新聞にも営業再開が報じられた。
同CCを経営していた秋北観光開発㈱は23年12月に事業停止後、翌24年3月5日に破産手続開始となった。このため地元の企業やメンバーが再興しようと尽力し、能登電設工業、大森建設、能代資源、幸和機械、山本酒造店の地元5社と8人が計4,500万円を出資して昨年3月に八峰しらかみ㈱を設立。社長は能代電気工業の会長山田氏、復旧作業の中心となった元従業員の川尻氏が統括支配人に、そして再オープンにあたり、トーナメントプレーヤーである佐藤和夫氏を支配人に迎えた。
松くい虫被害を受けたクロマツ2338本を伐採し、モミジやサクラ、常緑樹など40種750本の樹木と、アジサイやハギなど1722株の苗木を植えたという。乗用カートのカート路も整備し、ナビゲーション機能を備えた。ハウス内はトイレ等を新しくした。ゴルフ場の営業では東北初という「5人プレー」やカートのコース内乗入れを可能にする他、歩きプレーを希望する方向けに自動追尾式のカートを5台導入するなど話題を振りまいている。
プレー料金の詳細はSNSでの案内ではないが、運営は会員制で、旧メンバーを中心に会員を募集中。募集金額は入会金のみで15万円として、70歳以上や30歳以下、同時入会は金額が安くなる特典があり、ゴルフ場の将来を担う若い人には特に金額を安くして入会を勧めているという。
クラブハウス内のレストランは地元飲食業者などが設立した会社が運営し、地元食材などを使ったメニューも提供する考え。コース整備業務では就労継続支援A型事業所の協力も得て行う考えという。
ゴルフだけでなく、アウトドアイベントやドローンの聖地にしたいと抱負を話すなど、地元発で多くの人々に声がけして、前向きに取り組んでいる姿勢がうかがえる。
能代カントリークラブ・つばさHPへ⇒https://www.tsubasagolf.jp/course/course625536babf193/