六石ゴルフ倶楽部(三重県)令和8年9月1日民事再生法申請
- 2026.09.03 お知らせニュース
預託金償還問題と会計不正で負債は預託金が大半で約56億円、スポンサーはリソル
六石ゴルフ倶楽部を経営する㈱六石ゴルフ倶楽部(本社=コースと同)が9月1日に東京地裁へ民事再生手続開始の申立てを行い、同日、弁済禁止の保全命令を受けた。
代理人弁護士によると、負債総額は約56億円で債権者数は約1900名。会員の預託金が53億7千万円を占める。
申立て要因は会員の預託金償還問題と、元支配人の不正事件に起因する修正申告による租税負担等による資金繰りの
破綻が原因としている。
また複数のスポンサー候補企業との協議を経て、東証プライム市場上場企業であり、グループで多数のゴルフ場及
びホテルを運営するリソルホールディングス㈱をスポンサーとして選定し、すでにスポンサー契約を締結済み。リソル社からは、申立費用の援助・運転資金についてのDIPファイナンス・再生債権者への配当原資の支援を受けて再建を目指す。裁判所への再生計画案提出期限は11月2日、再生計画案を問う債権者集会は12月16日に予定されている。同社は9月5日に柿安シティホール(桑名市民会館)にて債権者向けの説明会を開催する予定。今後は2027年1月中旬頃、再生計画において、既存株式を100%減資した上で、スポンサー側が新株を引き受ける増減資型の経営移譲を予定。申立人は、民事再生手続開始申立後もゴルフ場の営業を継続し、会員のプレー権は保護されるとしている。
元支配人の不正事件については、同社が6月29日に東海財務局長宛てに提出した第68期(2026年3月期)有価
証券報告書及び第68期訂正半期報告書にも記載されている。同事業年度中に従業員による不正行為が発覚し、外部
専門家を含む調査を実施。それによると、主に会員権の不正販売、預託金返還額の不正操作及び年会費の架空売上等
に起因する、会計上の売掛金及び預託金残高に訂正が必要であることが判明したという。
第68期は来場者数が2786名増加の5万1253名となり、売上高は5億10百万円で前年同期の4億98百万円より、2・5%増加したが、経常損益は296万3000円の損失となり、前年同期の198万7000円の経常利
益より、マイナス転換となった。ただし当期純利益は預かり預託金の修正により特別利益を計上したことにより、
882万円となっていた。従業員不正による修正損益の計上は13百万円ほどとなっていた。六石GCの今年2月末従
業員数は8名で、レストランやコース管理は委託運営していた。
ちなみに㈱六石GCは1958(昭和33)年設立で、株主会員制の桑名カントリー倶楽部(18ホール、桑名市)を
1960に開場。六石GCは同CCのメンバーが計画し、直営した。桑名CCの会員が株主の㈱桑名カントリー倶楽
部が、ゴルフ場施設を人格なき社団の会員組織である桑名カントリー倶楽部に賃貸する一方、預託金会員制の六石G
Cの保有・運営を行っていたが、2013年4月に新設分割でそれぞれの経営に分離していた。六石GCの親会社は
桑名CC会員が株主の㈱桑名カントリー倶楽部だが、今回の民事再生で経営交代することとなる。
六石ゴルフ倶楽部。つばさゴルフHPへ⇒https://www.tsubasagolf.jp/course/course6255362d5d26e/