清里アーリーバードゴルフクラブ(長野県)の預託金債権管理会社 破産手続き開始

  • 2021.04.30

野邊山観光(株)が4月16日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けたことがわかった。

 帝国データバンクによると、同社は1980(昭和55)年4月設立。清里アーリーバード(18H)の運営を手がけていたが、2009年頃にゴルフ場の運営は別会社に移管し、その後は同ゴルフ場の預託金管理業務に特化す
る形で事業を行ってきた。しかし、近年はゴルフ場の利用客の伸び悩みなどから業績が低迷。このため、預託金返還請求への対応が困難となり、返済の見通しも立たなくなったことから、2021年3月29日に自己破産を申請していたという。 負債は債権者約2500名に対し約70億6000万円としている。

 現在、清里アーリーバードGCはレストランの営業はしていないが営業は継続している。食事は各自持ち込みOKでテーブルは使用できるという。現在の運営会社など詳細は不明だが、フロントの男性は元の会員は優遇料金でプレーを受け入れていると説明している。