詫間カントリークラブ9月末にゴルフ場を閉鎖

  • 2022.09.26

昭和48年に開場した詫間カントリークラブが、9月30日をもってゴルフ場の営業を終了することがわかった。地元・四国新聞の報道によると、経営の詫間興業㈱(片岡裕憲社長)がここ数年赤字経営が続いており、将来的な経営維持は難しいと判断したという。跡地は地元建設会社に買い取ってもらう方向で話が進んでいるようで、売却代金を会員への預託金返還に充てる考えで、同社では「会員には迷惑をかけられない」と預託金全額を返還する方針とう。
 ゴルフ場の最近の状況については、ゴルフ人口の減少や高齢化、売上の減少等で2014年以降に赤字が目立ち、
さらに新型コロナの影響に伴う利用者減や設備の老朽化などで先行きが見通せなくなっていたという。売却先とされている地元の建設会社では、地域や市の意向を踏まえて活用方法を検討したいとの意向を持っているようだ。
 同CCの会員数は約1000名、返還する預託金額は約6億円と報じられている。9月以降に会員に書類で通知
し、10月中旬をめどに順次返還すると伝えている。


 詫間CCは瀬戸内海に面し、塩田跡地を活用して造られたフラットなコース。かつては隣接地で旭パブリックゴル
フコース(9ホール)も経営していたが、2014年に東急不動産等が出資する合同会社詫間太陽光発電に用地を売却するとして、同年5月14日にゴルフ場の営業を終了していた。